葬儀の豆知識

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葬儀の専門用語

湯灌納棺

着せ替え(仏衣・旅仕度・お気に入りの洋服など)、死化粧(顔剃り・含み綿も行います)、簡易浴槽を使用本式湯灌をいたします

着せ替え納棺

着せ替え(仏衣・旅仕度・お気に入りのお洋服など)、死化粧(顔剃り・含み綿も行います)。
浄土宗・日蓮宗・天台宗・曹洞宗・臨済宗・真言宗は仏衣への旅仕度の必要な宗派です。浄土真宗は旅仕度が不要でも浴衣やパジャマでなく仏衣などに着せ替えることが可能です。

お化粧納棺

死化粧(顔剃り・含み綿も行います)※現在お召しの服のままがご希望の方はこちら。仏衣は上から掛けて差し上げることが出来ます。納棺師による丁寧なご納棺です。

略式納棺

簡易衛生保全のドライアイス処置のみです。 納棺師は立会いしません。

さまざまな葬儀の形

海洋葬

故人様やご家族の希望に基づいて「ご遺骨」を海に還す自然葬の一つの方法です。海岸線から5キロほどの沖に故人の好きだったお花や音楽そしてお酒とともにご冥福をお祈りし散骨いたします。
「お墓は高すぎる」「将来無縁墓地になってしまう心配がある」「事情があってお墓に入れない」
「一人暮らしで身寄りが居ない」「家族に負担を掛けたくない」「故人が海を大好きだった」など様々な理由があり散骨を希望される方が増えてきて「海洋葬」が一般的に広く認められてきました。宗教宗派に関係なくご利用いただけます。

 

考えておくべき3つのこと

【01.お墓の費用は不要】
高価な墓所墓石を建立する費用は掛りません。墓地の年間管理費用もなく迷惑が掛りません。お彼岸などのお墓参りも不要です。

 

【02.拝む対象物が無くなってしまう】
すべてを散骨してしまうと手を合わせる対象物が無くなってしまいます。喪失感を感じる場合もございますので一部のお骨だけを散骨することも可能です。一部のお骨をペンダントにして身につける手元供養をされる方もおられます。

 

【03.法事はしなくてもいいの】
菩提寺とのお付き合いがある方は住職と一度ご相談された方が安心です。ご希望であれば散骨された方でも寺院の本堂などで回忌法要はできます。一番大切なのは故人を偲びご供養する心です。

お別れの会

お別れの会とは

「お別れの会」方式のご葬儀は傾向として、自由な運営で、ご遺族の悲しみへの共感を主体に故人との別れ行う、宗教儀礼を伴わない、形式ばらない、宗教儀礼を伴わない形で、お別れ(告別式)に重点をおいたものと言われています。

 

お通夜とお別れ

棺前に趣味の物を飾ったり、好きな音楽を聴きながら在りし日を偲びます。お通夜は、定刻になったら開式の代わりに代表の方よりご挨拶を頂き(または黙祷 し)お食事します。お別れは、一般的な告別式と同じように、飾られた生花や副葬品をお棺に納めます。
※宗教者がいないと時間を持て余すこともありますので注意が必要です。

ご焼香って何回?

天台宗のご焼香

天台宗本山・比叡山 延暦寺に問い合わせたところ「特に定めはないが、一般的には3回、会葬が大勢の場合などは配慮して1回」との答えです。一般書の多くも「3回または1回」と書かれております。

真言宗のご焼香

『金剛仏子勝奥書』など真言宗の引導作法に関する奥書の解説には「焼香は、戒香・定香・解脱香の三つを仏法僧の三宝に捧げる意味で3回行なう」とあります。

浄土宗のご焼香

『浄土宗法要儀式大観』によると、「焼香をなすものは、まず中央に進んで導師に黙礼し、龕前に進んで位牌を拝し、三度香を坫じ再び礼拝し、導師に会釈して復席する」とあるように、棺の前に進んで位牌を拝し、3回香をつまんで捧げ再び礼拝します。
ただし、一般書では1~3回のいずれでもよいと書いています。

日蓮宗のご焼香

『日蓮宗法要式』によりますと、「合掌一揖して恭しく三烓し、合掌伏拝する」とあるように、焼香回数は3回です。ただし、『日蓮宗仏事行事集』によりますと、「導師が3回、以下外の僧侶、参拝者は1回」とありますので、在家の方は1回でよいでしょう。

浄土真宗 本願寺派のご焼香

『真宗大辞典』によりますと、「他宗にては指先にて香合の香をつまみ取り三たび香炉中に投じて焼くを定法とすれども真宗にてはたいてい1回とする」とあります

真宗 大谷派のご焼香

『大谷派儀式概要』によりますと、「自身の焼香は二撮、代香の場合は一撮」とあります。つまり本人による焼香の回数は2回、代理で行なう場合は1回ということです。また「焼香の節一撮ごとにいただいて香を投ずる風習があるが、これは他宗の式であって当流ではしない」とあるように、香を額にいただくという仕草はしないようです。

臨済宗のご焼香

臨済宗教化センターによると、「仏・法・僧のために3回焼香することもありまた、主香と添え香の2回の場合もありますが、心を込めた焼香を1回すれば十分です」とあります。
ただし、葬儀以外の席では、臨済宗の形式にとらわれない宗風が見られます。

曹洞宗のご焼香

『曹洞宗行持軌範』には、「焼香の法は右手に香をつかみ、両手でていねいに額にいただき、香炉に投じ、次にさらに香少量を取って炉に投ずる。これを従香という。従香はいただかないでそのまま炉に入れる」とあります。
つまり、回数は2回で、1回目はきちんと香をいただいてから炉にくべ、2回目は香をくべるだけの方法をとります。